知識ゼロからAndroidアプリ開発者に!

Androidアプリなどの開発者です。「知識ゼロからAndroidアプリ開発者になるまで!」からタイトル変更しました。

面白法人カヤックから内定をいただいたときの話

はじめに

約半年前、自分は恥ずかしながら就職活動をしていました。職歴があるから正確には転職というのだろうか。就職難の時代にあってもプログラムが書ける人の需要は高いのか、希望するところからいくつか縁があったので、そのときのことを書きます。とくに「Androidアプリ開発者」というキーワードを見ている人が興味のありそうな有名どころの「面白法人カヤック」さんについて書きます。ちなみに私は現在別の会社にいます。

この記事には何が書いてある?

  • 業界の人材動向
  • カヤックを受けたときの印象(面接・書類など)
  • クリエイティブ業界を受ける上でやるべきこと
  • 受からない人の特徴

この記事に書いていないことは?

  • 就職活動ノウハウ
  • 面接アドバイス
  • 受かる方法

業界の人材動向

自分が受けたのは「ソーシャルゲームスマートフォンエンジニア」という職種。カヤックさんではソーシャルゲーム分野に進出していて、その分野での募集でした。そんなスマートフォン業界の人材動向はどうなっているのでしょうか。

ソーシャルゲーム関連で人材が不足

就職活動をする中で情報を調べると、最近はソーシャルゲームの求人が多い。とくにプログラムが書ける・絵が描ける・スマートフォン特価のwebデザインができる人はソーシャルゲームを勧められることが多いようです。

ソーシャルゲームスマートフォンゲームは格差

スマートフォン向けのゲームを作っている会社の中には「ソーシャルゲームは手を出さない」という会社もあり、App storeGoogle playを中心にネイティブアプリを出している会社もあります。印象的だったのは「おさわり探偵なめこ栽培キット」を出している株式会社ビーワークスさん。もともとは出版業界で、web部門・ゲーム部門があり「なめこ」で一気に有名になったようでした。出版業界ならではのグッズ展開などの横展開も好調の理由だと思います。非ソーシャルではコストに対して売り上げが上がらないのでこういう横展開できるところがのびているようです。

BtoBスマートフォンアプリも一部で好調

BtoCが注目される中、実はBtoBも好調のようで、スマートフォンの爆発的な普及で、キャリアのプリインストールアプリを開発している会社や、電子書籍関連・ソーシャルゲームフレームワークを作る会社がのびているようでした。

カヤックさんを受けたときの印象

人材動向

最近海外展開に力を入れて外国籍の人を積極的に採用していたり、VCからの出資や上場の可能性といった噂があったりと、人材確保には積極的だという印象を受けました。

webからの応募

実は応募をする前にカヤックの社員の方と話をする機会があり紹介してもらうこともできたのですが、自分の力を試してみたいという気持ちからwebから直接応募しました。自分のことや職歴を書くことは当然ですが、印象的だったのは自分の人となりがわかる写真を送信することと、自分の持っているサイトなどのURLを送信することでした。写真は自転車で川崎-京都間を走ってゴールしたときの写真・中国で馬に乗ったときの写真・アイスホッケーの写真を送り、URLは自分のGoogle Playのアプリのページやjsdo.itのアカウント、いくつかやっているブログのURLなどを送りました。

書類

(※いいか悪いかはわかりませんが)
これはほかの会社にもそうしたのですが、履歴書は自作デザインのA4を一枚、職務経歴書もA4でまとめその他自分の作った物がわかるような資料をA4で何枚かまとめて送りました。手書きの履歴書じゃないとだめという会社もあるのでしょうがそういうところにいきたいとは思わなかったのでこれで統一しています。カヤックさんは大丈夫でした。たぶんデザイナーはポートフォリオとか就職ノウハウとかあるのでそれは別のサイトとかをみてください。

ちなみに余談ですがA4でまとめるのは自分のこだわりです。ビジネス書類が基本的にA4で相手に送る場合はほかの書類と一緒に持てるように統一しています。印刷できるサイズなので面接に持ってきてもらえるかもしれないですし。また家の中のサイズのバラバラな紙類(メモ・はがきサイズ・どこかでもらったステッカーなど)やCDなど薄いものは全てA4ファイルに入れているので統一していると検索しやすいです。

面接

事前情報では3回から5回くらいある人もいるということを聞いて覚悟していたのですが、自分の場合は2回でした。「面白法人カヤック」ですが面接を受けるときには「株式会社カヤック」という意識で行くといいと思います。特に面白い人ということをアピールしなくてもわかる人にはわかるものだと思いますので。話した内容は様々で、自分のやりたいこと・将来像・仕事をする上で大切にすること・チームワークについて…など。たぶんほかのどの会社よりも本音を話した気がします。一生涯会社にいるつもりがないということも素直に話しました。詳しくは書けませんが。

ほかの企業の面接と違う部分。これが一番大事で、面接の最初の質問が「作ったものを見せてもらえますか」というものだったこと。僕の場合は資料にまとめたwebやflashスマートフォンのアプリもありましたが、実際に動くものを見せました。その場にはスマートフォンしか用意していなかったのでAndroidアプリしか見せられませんでしたが、PCを持っていっても問題はないと思います(おそらく)。たぶん見せられるものがないと確実に受からない。

内定連絡とその後

最後の面接からそれほど時間が経たないうちに条件提示を添えた内定の連絡がメールできました。そのころいくつか別の会社からも内定が出ており、迷っているという節のことを伝えると人事の方と話をする機会があったり、現場のリーダーの方と話す機会を作っていただくなど親身になって相談していただきました。

クリエイティブ業界を受ける上でやるべきこと

ここまでは自分の印象だからどうでもいいとして、これからクリエイティブ業界を受ける人にはこれを知っていてほしい。カヤックさんに限らず。

Done is better than perfect

今の会社で、たまに面接官の立場になることがありそのなかで話を聞くと、「作ることが好きです」という人がいます。「では今までどんなものを作りましたか?」と聞くと「完成させられたものはない」という人も結構います。作ることが好きなのに作っていない人が意外に多いことがわかります。そういう完成させる力がない人は優秀な作業員なのかもしれませんが、クリエイティブ業界では完成させないと仕事にならないのではないでしょうか。「Done is better than perfect - 完璧を目指すよりまず終わらせろ」が重要。0から0.5を作る人は多い。1から99を作る人も多い。クリエイティブ業界で優秀な人は0から1を作る人と99から100を作る人なのかなと思う。

とくにカヤックさんでは作ったものがなければ面接もできない気が…

資料とかつくる

デザイナーはポートフォリとか持っていると思いますが、プログラマなどは職務経歴書だけだったりします。実物を見せる機会があればいいのですがそれがない場合もあるのでプログラマでも作ったものがわかる資料を作るといいと思います。仕事以外の部分も見せられるので。特に外観にこだわらなければA4で(もちろんデザインして)統一して履歴書と一緒に送って面接に持ってきてもらうのを期待するとか。

なぜ就職するのか

就職するのは何のためか。お金?一人ではできないことをやるため?成長のため?…たぶん全部ですよね。で、作ることが好きと答えたときに「起業じゃないのはなぜ?」「フリーランスじゃないのはなぜ?」と問われたときに「そこまでの実力はないから」とか「お金がないから」とか「年齢が」とかネガティブな答えじゃなく自主的に就職する意味を考えるのもいいかもしれないです。深層を探ってみると会社におんぶに抱っこを求めているなーと感じる人は多いですし。

素直にしゃべっていいかも

人材の流動も多い業界なので、「将来会社作ります」とか答えるのもありだと思います。もちろん会社によりますが。でもある種会社に嘘をつくよりもその前提で就職できた方がお互い気持ちいい気がします。むしろクリエイターってそういう人が多い気が…

受からない人の特徴

  • 受かればどこでもいいとかいっちゃう
  • 「作ることが好き」といって完成させたものがゼロ
  • 就職する目的が会社におんぶに抱っこ

最後に

なんかカヤックさんに応募したことで学んだことをもとにクリエイティブ業界に入りたい人のためのことを書こうと思ったけどたいした内容もかけなかった…。思い出したら修正するかもしれないですねー。カヤックさんに友人がいるので今度一緒に仕事できたらいいなーと思ってます。