知識ゼロからAndroidアプリ開発者に!

Androidアプリなどの開発者です。「知識ゼロからAndroidアプリ開発者になるまで!」からタイトル変更しました。

Androidアプリのリリースとその後にやること

はじめに

パズルの国のアリスリリースから約20日、おかげさまでダウンロード数は300件くらいになりました(ちまっ)。Androidアプリのライフサイクルを考えると、ただ作って公開するだけではダメなんだと感じます。そんなことを書いていきたいと思います。また、アップロードする前に気をつけることも書きます。

名前重要

プログラマが知るべき97のことの日本語版でRuby作者のまつもとゆきひろさんが「名前重要」というコラムを書いています。そのコラムには言葉の持つ力についてかかれていました。たしかにその通りだと感じるとともに、別の意味からも名前が重要だと思いました。

汎用的なワードか特殊なワードか

パズルの国のアリス「パズル」「アリス」のようによく知られたワードを使っています。これはある意味成功でもあり失敗でもありました。成功の理由としてはそのワードでけんっさくをする人が多いこと。検索されればそれだけアプリが発見される可能性はあります。逆に汎用的過ぎて検索結果が多く、検索結果表示が後のほうになってしまいます。そのあたりはバランスが大切ですね。

パッケージ名

Androidアプリにはそれぞれ固有のパッケージ名が必要ですが、これを後から変えることは難しいです。最初につけたパッケージ名を使い続けることになります。

日本だけでダウンロードされるわけではない

Androidマーケットに出せば、出した瞬間世界市場です。僕の作ったアプリで驚いたのはイラクサウジアラビアでダウンロードされていることです。できる限り日本語以外の説明を入れるべきですね、特にユーザーの多くは英語圏で、その中でもアメリカが圧倒的です。最低でも日本語と英語の説明は入れるべきです。

アイコン重要

ゲームなどのアプリは暇つぶしにダウンロードする部類のアプリだと思いますが、自分自身を振り返っても、タイトルよりもアイコンのかわいらしさやスタイリッシュさで選ぶことが多いです。そのアイコンがしっかりしているとまとまったプロジェクトできちんと作られたものだと感じます。

公開直後

まず公開直後にはきちんとアップロードされたことを確認したいですね。APKファイルを保存し、必要事項を入力して公開した後はだいたい30分くらい反映までに時間がかかるので、あせらずコーヒーでも飲みながら待とう。初めて自分のアプリがAndroidマーケットに表示されたときは最高の気持ちです。

ユーザーのコメントは最高のフィードバック

できる限り全てのコメントを読む

Androidマーケットに公開しているとたまにうれしいことがあります。ユーザーがコメントを残してくれることです。中には良い評価・悪い評価があるでしょうがどちらもアプリをよりよいものにするために貴重な意見です。

コメントに対しての対応

ユーザーの意見は制作者側が気づかないことを指摘してくれます。パズルの国のアリスにはBGMが無いこと、
ステージ数が少ないことなどを指摘していただきました。確かに開発時システムやキャラクタのことばかり意識していて、BGMの有無を気にとめてはいませんでした。現状ではすぐに対応できないため、できる限りFacebookページでコメントに対して答えるようにしています。

逆に内容のないもの、特に無礼なものに対しては躊躇無くスパムした方がよいかもしれません。初めてのAndroid 第3版でも書かれていますが、良い意見・悪い意見をフィードバックとして生かすためにはコメントランをきれいに保つことが大切です。

エラー報告

エラーが起こってユーザーに迷惑をかけてしまうのは本当に申し訳ないことですが、ありがたいことにこれについてもコメントをもらえることがあります。制作者側が予期しない操作やテストで再現し切れていない動作によって起こるエラーの報告をもらえるのでこまめにAndroidマーケットのデベロッパーページを確認し、すばやい対応が必要だと思います。

改良・改良・改良

やはり自分が作ったものをユーザーが楽しんでくれることはうれしいし、そのユーザーを失望させたくは無いと誰もが思うでしょう。小さなバグフィックスに始まり、文言や画像の改良、大型アップデートなど常によいものを出すという意識が必要です。それはお金にならないかもしれないし、早く新しいものをという気持ちもわかります。僕も新しいものは作りたい。でも既存のユーザーに失望させてしまっては制作者としての喜びは半減してしまいます。少なくとも制作を楽しむ人にはそうであってほしいし、自分もそうありたい。

まとめ

Androidアプリはアイディアを出して作るだけが全てではありません。それ自体を楽しむ人もいれば、それをお金に変えることを考える人もいます。しかしどの制作者にも共通して必要なのは、ユーザーに楽しんでもらうこと、ユーザーが便利だと思ってくれることです。それはeclipseの中だけでは完結しません。プログラムしかかけない人は制作者にはなれないと思っています。Androidの世界がユーザー・制作者・その他のステークホルダーにとって幸せになれる媒体であることを望みます。